食文化と精霊信仰

DSCN1591
このエントリーをはてなブックマークに追加
Share on LinkedIn

「食」について、たくさんの情報が出てきましたね。
農作物や、加工された食品の安全性についての情報も多いです。

何を食べれば健康で暮らせるのか
関心がある人は増えているのでしょう。

私も「食」と健康について20代の頃から
あれこれと試してきました(^^)

・遺伝的な体質
・今、住んでいる所の環境
・ライフスタイル
・年齢

これによって、どんな食生活が合っているか
一人一人違いがある気がします。

現代ではもう一つ。
農作物でも、お肉や魚でも、加工品でも
どんな作られ方をしているかを考えないといけないですね。

たとえば
抗生物質、汚染された・遺伝子組み換えの飼料、ホルモン剤
そして劣悪な環境で飼育されたお肉は
肉食が身体に良いかどうかの問題以前です。

世界の食文化を調べると
やはり、その環境にふさわしいものが食文化になっているようです。
「食」を考えるときに
それぞれの国の食文化を尊重することが大切だと思います。

 

日本人には肉食文化はなかったという人がいます。
・仏教で肉食が禁止されたから
・幕末や明治時代の外国人の紀行文に書いてあったから・・・。

日本は狭いようですが、各地で住まい方の違いは大きいです。
縄文時代には肉や魚を食べていました。
「野尻湖はマンモスの解体場だった」と言う縄文研究家がいます。

気候の変化や地形の変化で大型動物は姿を消したようです。
それでも、熊、鹿、猪や小動物や鳥たち。
それは貴重な食料だったでしょう。

 

稲作が始まり、仏教の肉食禁止が始まっても
日本人の肉食は歴史に残されています。
もちろん、地域や職業で違っていたでしょう。

なので、同じ日本人でも
身体に良い食べ物は、体質によって違う気がするのですが・・・。

さて、今回のテーマはここからです。
平和な時代だったと言われる縄文時代。
大規模な稲作が始まってからの方が戦いは増えています。

精霊信仰があった縄文時代
食べ物の生命をいただく意識がもっと強かったでしょう。
動物でも植物でも生命のあるものには霊を感じていた。

 

ある人々にとっては、特定の動物が神となりました。
祈りを捧げて、その動物を集落の人々と共食するのは
神、霊力との一体化ですね。

自分たちの食料という現代人の視点でみると
見落としてしまう大切な精霊信仰です。

 

イヌイットはアザラシ、オットセイ、クジラを生食していましたが
極寒の地域では生きるために欠かせない食文化です。
彼らも大自然で生きる民としての精霊信仰があるでしょう。

食べ物を食べるのは、そのエネルギーを取り込むことなので
何を食べるかで気質にも影響はあるかもしれませんが
食べるときの意識のほうが、その結果に大きく影響するでしょう。

 

カニバリズムでも、霊力を持つ指導者や
勇敢な敵の霊力を取り込む目的があったようです。

現代に住む私たちの常識だけで異国の食文化を
判断しないほうが良いのだと思います。

 

日本の捕鯨を野蛮で低い文化の民族だと非難されたときに
かつて、油を取るためだけに捕鯨をした西洋人に
言われたくないという声もありました。

クジラも「精霊・祖霊信仰の生き物」だったし

油だけでなくて、骨やひげまで余すことなく

感謝していただいていた日本人とは
生命に対する考え方が根本的に違うのでしょうね。

 

「食」をテーマにするときは
世界の歴史と動物でも、魚でも、植物でも
命をいただいているのだという心を忘れずにいると

よその国の食文化を尊重するして
違いを認めることができるのではないでしょうか?

女性起業家のポテンシャルを高める【ビジョンメイク60メール講座】

▲pagetop